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新卒採用の英語力選考基準とポイント

2018-09-06 テーマ: 内定者フォロー

英語力のある人材のニーズも高まり続けていますが、テスト英語とビジネス英語の差を認識する人事にとって、職務経験のない新卒者の英語力の見極めは難しいものです。ここでは、グローバル人材として活躍できる新卒の英語力のレベルや、選考時に必要な人事の視点についてお伝えします。

 

業務別に見る合格ラインの目安と能力

グローバル企業の新卒採用の英語力要件として、TOEICスコアが一つの目安として用いられていますが、外資系や日系上場企業では、Bレベルの730を最低レベルとしている企業が一般的です。

 

海外勤務や海外取引先との接点がある場合は、かなり高度な英語を要します。とくに成果や問題解決に直結関わる仕事では、説明、交渉、ヒアリングは欠かせません。リスニングとスピーキングはマストとなりTOEICのAレベル(860以上)を超えていないと自力での職務遂行が難しくなることもあります。

 

対して、英語活用が日常的ではない、電話やメールといった読み書きが中心、職場内コミュニケーションがほとんどの仕事内容なら、TOEICスコア600前後でもこなせる確率が高いです。英語での説明や話を理解して業務を進めるためのインプット力が備わっているレベルです。その点の見極めには、TOEICスコアも参考になるでしょう。

 

まずは、職場に馴染み、より早く仕事を自分で進められるようになるのが課題の新卒新入社員の場合、スコア600のクリアが基準値になるかと思います。仕事で必要な英語力を、その後伸ばしていくのに十分な基礎力が備わっているレベルです。その後どの業務に携わるとしても、どれだけ英語活用の頻度があったとしても、上司や職場の同僚が外国人という場合でも、何とかクリアできる目安といえます。

 

新卒選考で見極めたいポイント

採用担当者であればTOEICスコアはあくまで目安でしかないことは経験則で知っていると思います。ただし、新卒に英語力を求める企業としては、採用時にTOEICを目安にする意義は活用していきたいところです。

 

実のところ、Aレベルのスコアを出していても、ビジネスで使うべき英語を心得た学生は極めて少ないです。なぜなら、学生には取引先との交渉などビジネス英語と呼ばれる英語を使った経験がほとんどないからです。

 

日本のほとんどの学生が習得している英語とは、友達との日常英会話やカジュアルなコミュニケーションを中心とした英語力です。よく誤解されるのが「バックパッカーが趣味で、年間で二カ月は海外にいます。海外をのんびり一人旅するのが好きで、宿泊管理もすべて一人で手配しています。現地の人と触れ合いながら、その土地の魅力を肌で感じられる点が魅力だと思います。」といった学生もビジネス英会話の実力とは違うと認識したほうがいいでしょう。

 

海外経験が豊富でもビジネス英語は別物だと言われています。そのような新卒の中から、どのような点を基準にして「英語力」の見極めをすればいいのでしょうか。二つのポイントをご紹介させていただきます。

 

ポイント1、書類選考ではスコア基準を緩める

書類選考など応募段階で一定のTOEICスコアでふるいにかける企業もあるようです。もしそうであれば、やや低めのスコア要件にしてみるのも選択肢の一つです。

 

また、スコア730以上を要件とした場合、クリアした人材の中での選考で、高得点を取得しているからという理由での絞り込みはおすすめしません。TOEICスコアでは測れないスピーキングやライティングに抵抗感のない人材を逃す可能性があるからです。

 

ポイント2、面接では学習プロセスを聞いてみる

面接では、TOEICに取り組んだ際の、学習プロセスをぜひ質問されることをおすすめします。そこで見えてくるものは、候補者の学習習慣、計画実行力、結果分析や改善力、英語自体への興味、自分自身に合う効率的な学習方法の把握などがあります。

 

とくにポテンシャルが重要視される新卒では、現状の英語力よりも重要な要素です。どのように計画したのか、どのような改善や手法変更をしたか、または、計画、分析、改善という観点を持っているかも明らかになるでしょう。

 

なぜそうしようと思ったのかという点にも個性が現れるはずです。候補者ごとの学習習慣の質も見えてきます。仕事への取り組み姿勢や思考回路が見えてくることもあります。

 

海外留学生はTOEICでない英語資格に取り組んでいる可能性も高いです。学習プロセスに関しては、そのような候補者にも応用できます。新卒の新入社員は、入社してからビジネス感覚を肌で感じながら英語力を磨いていく必要があります。

 

まとめ

採用段階では、他の能力のポテンシャルを測るように、今後、ビジネス上での英語力を向上させる能力や意欲を見ることが有効だと考えられます。

株式会社サーフボード 新規事業部チーフ
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