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「新卒採用」の注目ニュース

2026年卒 就活実態調査

[2024.11.26]

約7割の学生が志望業界・職種を2〜3つに絞り込むも、固まりだすのは年明け以降

はじめてのキャリアを選ぶ、就活サイト「ONE CAREER」を運営する株式会社ワンキャリア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 執行役員CEO:宮下 尚之、以下ワンキャリア)は、2026年卒の学生向けに就職活動に関する実態調査を実施しました。

調査結果サマリー
1.大学3年10月時点で学生の約7割が志望業界・職種を2〜3つに絞り込むも、固まりだすのは年明け以降
2.学生の約3割が「志望企業は未定」
3.志望企業を決める上で最重視するもの(したいもの)として、「企業内の雰囲気がよい」が上昇
4.半数以上が生成AIを就活に活用、25卒から約2倍の伸長

調査結果詳細
1.大学3年10月時点で学生の約7割が志望業界・職種を2〜3つに絞り込むも、固まりだすのは年明け以降
調査を実施した2024年10月時点での志望業界・職種の選定状況について尋ねたところ、「志望業界を2〜3つの業界に絞っている」が68.4%、「志望職種を2〜3つの業界に絞っている」が66.0%でそれぞれ最多となりました。しかし、これ以降はその他の志望業界や職種を広げないわけではありません。働く場として志望する業界・職種が固まりだすのは、早期選考時期である大学3年1月くらいからと考えられます(詳細は、本リリース後半に掲載の当社キャリアアドバイザー・小林のコメントをご参照ください)。

2.学生の約3割が「志望企業は未定」
業界・職種の選定を進める就活生ですが、志望企業については「まだ決められていない」(32.8%)が最多で、次いで「5〜7社の企業に絞っている」(23.0%)、「2〜4社の企業に絞っている」(19.6%)の順となりました。また、志望企業を決める予定時期は「本選考を受ける中で徐々に」(17.0%)、「冬インターンシップ参加後に決める」(16.7%)、「早期選考を受ける中で徐々に」(16.0%)が多く、選考やインターンシップを経ながら徐々に決めていく意向であるとわかりました。

3.志望企業を決める上で最重視するもの(したいもの)として、「企業内の雰囲気がよい」が上昇
志望企業選びで最も重視することについて、「ワークライフバランスが確保できる」(14.1%)が1位となりました。2024年5〜6月に同じく26卒に実施した調査と比較すると「ワークライフバランスが確保できる」は約2pt下落した一方、「企業内の雰囲気がよい」が約2pt上昇しました。インターンシップやイベントなどを通じて、学生が働く場をより意識するようになったことが理由だと考えられます。

ワークライフバランスが確保できるかを判断するための情報を調べる手段は、「クチコミサイトでの社員や元社員の投稿で実際の働き方に関する情報を調べる」と「インターンシップや会社説明会で人事や現場社員に質問して情報を得る」が同率1位(共に26.5%)となりました。オフライン・オンライン双方を駆使し、判断材料となる情報を収集したい学生の意気込みが伝わってきます。

4.半数以上が生成AIを就活に活用、25卒から約2倍の伸長
就活におけるChatGPT等の生成AIツールの活用状況について質問したところ、活用していると回答した学生は54.5%に上りました。27.8%だった25卒と比較すると活用率は約2倍となっており、今後も就活での生成AIの活用は活発になると推測されます。なお、使用場面としては、「ES作成/志望理由の下書き・添削」(59.6%)が最も高く、次いで「自己分析/自己PRの下書き作成・添削」(23.7%)の順となりました。

株式会社ワンキャリア キャリアアドバイザー 小林 直樹からのコメント
まず、アンケート調査を実施した大学3年の10月における学生の「志望」とは、「興味がある」というようなトーンです。就活を進めている間に、志望する業界・職種・企業の範囲は広がったり狭まったりします。コンサル業界や外資系企業志望者といったほんの一部を除くと、働く場として志望する業界・職種・企業が固まりだすのは、早期選考時期である大学3年1月くらいからです。

そのように考えると、企業はこの早期選考の時期までに学生との接点をつくることができない場合、母集団形成の観点で機会損失につながってしまいます。

夏にインターンシップに参加した学生にとって、秋冬は就活面でやや手持ち無沙汰な時期です。企業はこのタイミングを狙って、イベントや選考の前倒し、秋冬インターンシップなど、志望業界・企業が固まりきっていない学生と接点をつくる場を設けましょう。ここを逃すと、年明け以降にリカバーする難易度はかなり高くなってしまいます。

また、学生団体や部活動などに打ち込み、就活に本格的に取り組めていなかった層が本腰を入れ始めるのもこの秋冬です。代替わりをするまで活動に注力したかった学生たちが退任・引退し、就活モードのエンジンをかけ始めます。打ち込んできたものがある学生は、実力者が揃う傾向にあります。そういった学生の就活をサポートする施策も、接点創出の有力な打ち手として考えられるでしょう。
 

調査概要
調査名:【26卒】就職活動に関するアンケート
調査期間:2024年10月14日〜10月17日
調査機関(調査主体):株式会社ワンキャリア
調査対象:2026年卒の大学生
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:418
 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ワンキャリア /11月19日発表・同社プレスリリースより転載)

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