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インタビュー
株式会社学情 Web事業推進部 高畑広基ゼネラルマネージャーに聞く

朝日新聞社との業務資本提携でコンテンツを強化
中堅・中小・ベンチャー企業の採用支援に強い「朝日学情ナビ」

景気の先行きに明るさが見えてきたことで、大手企業が新卒採用のための情報発信を強化している。学生の大手志向が再び強まってきているが、中堅・中小・ベンチャー企業はこの厳しい状況下、どうすれば必要な人材を確保することができるのだろうか。この難題への回答につながる新機能を積極的にリリースしているのが、中堅・中小・ベンチャーの採用支援に実績のある「朝日学情ナビ」だ。同サイトを運営する株式会社学情では、2013年1月に朝日新聞社と業務資本提携を行い2015版から名称を刷新、学生の就職活動を強力に後押しするコンテンツを充実させている。その有効な活用法について、同社Web事業推進部 高畑広基ゼネラルマネージャーに聞いた。 (取材日/2014年2月28日)

変化していく学生の意識に対応した採用計画が重要

----まずは2015年卒採用活動の状況についてお聞かせください。

株式会社学情 Web事業推進部 高畑広基ゼネラルマネージャー基本的には、2014年卒の採用戦線に近い形が続くだろうと考えています。2014年卒の傾向を簡単に振り返りますと、内定率は国公立・私立、または文系・理系の区別なく、全体的に上昇しました。しかし、細かく見ていくと若干のまだら模様もあります。国公立で、特に理系の学生は積極的に採用されたのに対して、文系の学生は、夏・秋以降も就職活動を継続するケースが少なくありませんでした。10月から12月にかけて「就職博」をはじめとする合同会社説明会の動員が順調だったのも、そういった状況の反映だと思います。早い段階で採用される学生と長期戦を強いられる学生の二極化が進んだということであり、内定率は上がっても、企業の厳選採用はまだ続いていると言えるでしょう。

景気回復を見込んだ大手企業が優秀な人材を確保するために、学生に向けた情報発信を強化したことで、多くの学生が大手から中堅・中小企業へと志望をシフトするまでに時間がかかってしまったのです。当然、採用する側の中堅・中小企業も、夏から秋、さらには冬へとロングスパンで対応する必要に迫られました。

2015年卒の3月現在でのエントリー状況を見ても、やはり大手志向が目立っています。中堅・中小企業にとって採用活動の本番は、今年もゴールデンウィーク以降になりそうです。

---この状況下、中堅・中小企業が新卒採用に成功するには何が重要でしょうか。

ゴールデンウィーク明けには多くの中堅・中小企業が一斉に動く上、大手企業の採用がまだ続いている可能性もあります。競合の大変激しい時期なので、この時期だけで勝負を決めるのは難しいと考えておいた方がいいでしょう。

採用に成功している中堅・中小企業の多くは、ゴールデンウィーク明けだけでなく、夏、秋、さらには冬にかけてもセミナーなどを定期的に行い、就職活動の進捗とともに志望内容が徐々に変化し、改めて動き出す学生を都度受け入れるための入り口を多段階に渡って設けています。実際に、弊社の就職サイトの登録状況や合同会社説明会への参加状況を分析しても、夏から秋にかけて学生の新規エントリーは着実に続いていることがわかります。秋に開催した「就職博」でも、参加者の大半が初めて合同会社説明会に参加した学生だったというデータも出ています。

つまり、就職サイトだけで多くの学生を一気に集めるよりも長期スパンで、「就職サイト+合同会社説明会」「就職サイト+インターン」など、学生一人ひとりにきめ細かく対応するやり方のほうが、中堅・中小企業には向いているのではないかと思います。夏、秋以降にも十分にチャンスはあるのです。

朝日新聞のリソースを生かした就活生のためのコンテンツを拡充

---今年から新しくなった「朝日学情ナビ」の特色をお教えいただけますか。

株式会社学情 Web事業推進部 高畑広基ゼネラルマネージャーこれまで学情では、「中堅・中小・ベンチャー企業への就職に強い」というコンセプトを大学や学生に向けて発信してきました。そのため、そういった企業への就職に高い関心を持つ学生の利用が圧倒的に多いことが特色です。また、当初は大手志望だった学生が、就活を進めるうちに中堅・中小・ベンチャーも視野に入れるようになった段階で学情ナビに登録するケースも多く、他の就職サイトと比較して、「就職活動の中盤以降になっても新規エントリーが続く」という特色があります。効率的な母集団形成ができると、中堅・中小・ベンチャー企業の方からは高い評価をいただいています。

今年度版からは、「朝日学情ナビ」として新たなスタートを切ったわけですが、これまでの学情の実績に、朝日新聞のブランドイメージが加わることで、優秀な学生の利用がさらに増えることを期待しています。

また、朝日新聞のリソース活かしたコンテンツの強化にも注力しています。学生に社会の動きや一般常識、キーワードなどを知ってもらうためのコラム、有名企業の人事部トップへのインタビュー、全国の特色ある中小企業を紹介する探訪記など、新聞社ならではの内容の濃い情報や読み物が詰まった「就活ニュースペーパー」は特に人気です。もちろん就活中の学生を支援するためのノウハウ紹介、先輩の体験レポート、Q&Aなどもこれまで以上に充実させています。

---中堅・中小・ベンチャーの魅力を伝えるための仕組みには、具体的にどのようなものがありますか。

企業情報ページに新たに導入したシステムが「成長期待度ポイント」です。中堅・中小・ベンチャー企業の魅力は、大手企業のように売上高や社員数といった数字だけで表現できるものではありません。そこで、各企業の強みを「見える化」して学生に伝えるために新設した機能が、この成長期待度ポイントです。

具体的には、「独自性」「人材育成」「業績」「働きやすさ」「安定性」の五つのカテゴリーに当てはまる項目が多いほど成長期待度ポイントが高くなり、その結果が矢印型のアイコンの数で示されます。このポイントは複数の設問に回答することで導き出され「朝日学情ナビ」上に自動的に表示されるように、プログラムが組まれています。

この五つのカテゴリーは、私どもが長年にわたって集めた学生へのアンケートから「学生が企業について知りたいと思っている」ポイントを網羅したものです。企業によっては「低い評価が出たら困る」と思われるかもしれませんが、それは学生にとって魅力のない企業だということの証明でもあります。逆に、社員が生き生きと働いている企業であれば、規模や歴史に関係なく高い成長期待度ポイントが表れるようになっています。学生に対して、「客観的に見てもこれだけの魅力がある企業なんだよ」と自信を持ってアピールできる材料になると確信しています。

合同企業説明会「就職博」との連携で効率的な採用を実現

---イベントと連動した採用計画を立てられることも「朝日学情ナビ」の特色ですね。

弊社は企業と学生が直接出会える場として、合同企業説明会「就職博」に力を入れています。就職博は、毎年2月から年明けまで全国主要都市で開催され、年間でおよそ20万人の学生が参加している実績のあるイベントです。

「朝日学情ナビ」と「就職博」の両方に参画すると、サイト上で大きくとりあげられますので、学生は合同企業説明会に参加する前にしっかりと企業研究を行うことができます。また、「就職博」の会場で配布されるパンフレットには「朝日学情ナビ」の企業ページにダイレクトにアクセスできるQRコードがついていますので、イベントで知った企業にその場ですぐエントリーできます。合同企業説明会は通常のセミナーよりも学生にとって参加しやすいので、「まず知ってほしい」という中堅・中小・ベンチャーにとっては、相乗効果を得やすい採用手法だと考えています。

また、今年度版から「朝日学情ナビ」のイベント予約機能が強化され、個別の企業説明会やセミナーだけでなく、「就職博」やインターンシップ、工場見学・店舗見学、さらにはOB・OG訪問など、幅広く利用できるようになりました。これも、一人ひとりの学生ときめ細かいコミュニケーションをとっていくことが重要である中堅・中小・ベンチャー企業の新卒採用を、より強力に支援したいという発想から生まれた機能です。特にインターンシップは、実際の仕事の経験を通じて企業の魅力を理解してもらえるイベントとして、今後欠かせないものになっていくと考えています。

---中堅・中小にとって、インターン受け入れは負担が大きいというイメージもあります。

たしかに人事のマンパワーが少ない企業では、効果的とわかってはいても、「はたして対応が可能なのだろうか」と考えてしまうこともあるでしょう。しかし、中小企業庁が2010年から実施しているインターンシップを活用した「新卒者就職応援プロジェクト」では、従業員が数名規模の一企業でもインターンを受け入れて採用に成功している事例が多数あります。弊社はこのプロジェクトを受託していますので、学生への告知から受け入れ、採用までのプロセスに豊富なケーススタディーとノウハウを蓄積しています。的確なアドバイスができると思いますので、「朝日学情ナビ」「就職博」とともに、お気軽にご相談いただけると幸いです。

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企画・編集:『日本の人事部』編集部

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