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インタビュー
エン・ジャパン株式会社 新卒採用支援事業部・深井幹雄事業部長に聞く

中堅・中小・ベンチャー企業に特化する[en]
明確な切り口で新卒採用のミスマッチを解消

新卒学生の大手志向がたびたび指摘されているが、一方で、優良な「中堅・中小・ベンチャー企業」の情報を求める学生が増えてきているという。「自分のやりたい仕事ができるなら、会社規模にはこだわらない」という意欲の高さを、評価する企業も多い。こうした流れを受け、「2012年版」より「参画企業を中堅・中小・ベンチャーに絞り込む」という明確な新コンセプトを打ち出したのが、「[en] 学生のための就職情報」。有力就職サイトでは初ともいえる特化型サイトとして、企業・学生の双方から大きな注目を集めている。 (取材日/2010年10月7日)

中堅・中小に目を向けはじめた学生に確実にメッセージを届ける

----学生の「大手偏重」というトレンドが変わりつつあるそうですね。

エン・ジャパン株式会社 新卒採用支援事業部・深井幹雄事業部長リーマン・ショック以降の新卒採用でもっとも大きな課題は、学生の大手志向が強まったことによる「採用格差」だと言われています。大企業には応募が集中して高倍率となり、結果的に内定を得られない学生が増えました。その反面、中堅・中小・ベンチャー企業は採用に苦戦している状況です。

原因としては、不況下にあって「安定=大手志向」が強まっていることが大きいのですが、同時にこれまでの就職サイトでは、中堅・中小・ベンチャー企業の魅力や働きがいを十分に伝え切れていなかったとも考えられます。実際、学生で「大手企業に絞って活動した」という割合は約40%で、残りの60%は「中堅・中小・ベンチャー企業にも関心があった」と回答しているデータもあります。企業も人材も、お互いを求めているのにうまく出会えていない。このミスマッチの解消こそが、今もっとも求められているのではないでしょうか。

そこで、当社では「2012年版」より「[en] 学生のための就職情報」を、中堅・中小・ベンチャー企業に特化した就職サイトとしてリニューアルしました。参画できるのは、資本金10億円未満、または従業員数3000名未満の企業のみ。反響は非常に大きく、一社当たりの学生のエントリー数は対前年で200%。従業員数300名以下の企業では307%と、ほぼ倍増しています。

学生の意識は、大手を目指して留年したり就職浪人になったりするよりも、「企業規模は問わないので、自分の希望する仕事に就きたい」という方向に変わりつつあるのは間違いないと思います。

---[en]ならではの企業理解度を深めるシステムについて教えてください。

社名やブランドだけで多くの学生に訴求できる大企業と違い、中堅・中小・ベンチャー企業の場合は、それぞれの企業の「中身」をしっかりと伝え、学生の理解度を深めていくことが何よりも重要です。そこで[en]では、規模や知名度では計ることができない企業の「力」を、可視化して伝える仕組みを作りました。

その指標は、「人財育成力」「独自力」「収益力」「社会貢献力」「正直力」の5つ。たとえば、「人財育成力」ならば、「若い社員にチャレンジングな仕事を任せているか」「実力主義の評価、給与制度があるか」「20代の管理職がいるか」「仕事への要望性が高い上司がいるか」「社内外で教育・研修の機会があるか」といった具体的な項目をチェックし、当社の取材担当者が客観的な立場で記事にし、その結果を三ツ星で表示します。

チェック項目については、当社独自のメソッドで画期的なものが出来たと自負しています。「どんな特徴のある会社なのかが具体的に理解できる」と学生にも好評で、サイト内ではもっともアクセス数の多いコンテンツとなっています。

自社への関心度(熱意)がわかる「アピールエントリー」

---会社説明会の出席率低下なども問題となっていますが、それを解決する仕組みも用意されているとお聞きしました。

エン・ジャパン株式会社 新卒採用支援事業部・深井幹雄事業部長中堅・中小・ベンチャー企業にとって、会社説明会はたびたび開催できるものではありません。そのため、少ない機会を有効に活かさなければならず、確実に出席してくれる、自社への関心度や熱意の高い学生に優先して枠を割り当てたいのが本音だと思います。

そこで[en]では、「会社説明会に必ず参加する」という学生からの意思表示が可能な「アピールエントリー」のシステムを設けました。これは、学生が適職診断や企業理解度テスト、インターンへの応募といった「就活トレーニングメニュー」を受けることによって、「アピールエントリーの権利」を手に入れられるという仕組みです。権利は一人当たり最大5社まで。学生としても苦労して手に入れた権利ですから、自分が本当に参加したい企業でのみ使用します。

企業側からは、エントリーしてきた学生の中で誰が「アピールエントリー」なのかが一目で分かりますから、会社説明会の案内を優先的におこなうことができます。もちろん、「アピールエントリー」を受け付けるかどうかや、受け付ける範囲をスカウトした学生に限定するといった設定も自由に行えます。

客観データによる精度の高いグルーピングが可能

---この他に[en]の強みといえる機能にはどのようなものがあるのでしょうか。

参画企業からの評価が高いサービスの一つがターゲットアプローチ、つまり「スカウトメール」です。地域や学校、学部といった属性に加え、自己分析やゼミ、アルバイト、インターンといった学生時代の経験、さらに適性診断の結果などで非常にきめ細かいグルーピングが可能です。

特に、適性診断の客観的データに基づくグルーピングができることは、「AO入試や推薦入試の割合が増え、正直、大学名では学生のレベルがつかめない」という場合にかなり有効だと考えています。

また、メッセージには「なぜあなたをスカウトするのか」を明記する欄が設けてありますので、受け取った学生は企業側の意図を理解しやすく、スカウトへの返信率が高いのも特徴です。

「2012年版」からの[en]は、中堅・中小・ベンチャー企業に特化したサイトとしてのPR・告知活動にも一段と力を入れています。そのため、[en]を利用しているのは、「中堅・中小・ベンチャー企業で働きたい」という意思を明確に持った学生といえるでしょう。大手と比較されることなく、自社の魅力を十分にアピールできるサイトとして、有効にご活用いただきたいと考えています。

---ありがとうございました。日本経済を支えているのは中堅・中小企業であるとはよく言われますが、その採用成功のために明確なサイトづくりを進めておられる御社の考え方がよく理解できました。

エン・ジャパン株式会社 新卒採用支援事業部・深井幹雄事業部長

企業データ

社名 エン・ジャパン株式会社
本社所在地 〒163-1333 
東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー
事業内容
  1. インターネットを活用した求人求職情報サービス
  2. 人材採用から社員教育、人事評価制度までのコンサルティング
  3. 人事業務システムの販売及び請負サービス
  4. インターネットを活用した結婚式場情報サービス
設立 2000年1月
代表者名 代表取締役会長 越智 通勝
代表取締役社長 鈴木 孝二

会社情報

企画・編集:『日本の人事部』編集部

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