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インタビュー
株式会社ディスコ キャリタス就活 駒形一洋編集長に聞く

「プレ就活期」からの情報提供が採用の成否を決める
学生の視点を重視した新たな採用支援サイト
「キャリタス就活2017」

経団連の「採用選考に関する指針」に沿って、大手企業の選考開始が8月からとなった2016年卒の新卒採用。例年なら5月の大型連休明けから本格化する、中堅・中小・ベンチャー企業が主役の「第2クール」も、今年度は秋以降になりそうだ。大幅に短期化した採用スケジュールは、企業・学生双方に大きな影響を与えている。この現状を分析し、2017年卒の採用を成功させるためには、「プレ就活期が重要」と主張するのが、「キャリタス就活2017」を運営する株式会社ディスコだ。採用支援に豊富な知見を持つ同社キャリタス就活・駒形一洋編集長に、2016年卒・2017年卒採用の傾向と対策を聞いた。 (取材日/2015年6月17日)

高まる企業の採用意欲と新採用スケジュールの影響

――現在進行中の2016年卒の採用戦線をどう分析されていますか。

ここ数年、新卒採用マーケットは、かつての「買い手市場」から「売り手市場」へと変化しています。2016年卒に関しても企業の採用意欲は高く、弊社の調査では約35%の企業が「採用数を増やしたい」と回答しました。それに対して学生は、前年の高い内定率のせいか、就活全般を楽観的に見ているようなところがありますね。

売り手市場とはいっても、エントリー受付開始の3月までに準備が進んでいなかった学生は今後苦戦することになるかもしれません。インターンシップなどで早い時期から動いていた積極的な学生は複数の内定を獲得し、逆にのんびり構えすぎていた学生はなかなか内定がとれずに焦るという「二極化」が、さらに進む可能性もあります。

株式会社ディスコ キャリタス就活 駒形一洋編集長では、実際に企業と学生はどう動いているのでしょうか。2015年6月1日現在の内定率を見ると、「35.1%」という数字が出ています。今年度はスケジュールが全体に繰り下がっていますので、「採用広報解禁の3ヵ月後」として比較してみると、前年同時期の23%から大きく12ポイント以上伸びていることがわかります。経団連加盟の大手企業が内定を出すのは8月以降なので、この時点で内定を出しているのは、中堅・中小・ベンチャー企業、外資系企業、IT系企業などということになります。

これらの企業は、大手に続く秋以降の採用活動だけでは十分な人数を確保できないと考え、早めの内定出しで学生を囲い込む動きに出ているようです。学生側も「大手の選考の前に少なくとも1社は内定を得ておきたい」という考えがあって、積極的に中堅・中小の面接を受けています。

ただ、アンケートをとると「内定が出ても就活は継続する」「大手から内定が出ればそちらに行く」と回答する学生が67%もいます。企業側は、歩留まりはおそらく50%強ではないかと読んでいるようです。中堅・中小企業の多くが、先手は打ったものの最終的には秋から冬にかけて採用を継続しなければならない、というのが2016年卒採用の基本的な構図ではないでしょうか。

――学生一人当たりのエントリー社数にも大きな変化があったといわれています。

これも明確に数字が出ています。学生一人当たりのエントリー社数は、前年同時期の「73.5社」から「54.7社」へと20社近く減少しています。これによって、母集団となる学生数が大手企業で1~2割、中堅・中小では3~4割少なくなっていると思われます。3月の採用広報解禁直後には例年とほぼ変わらないエントリーが集まりましたが、変化があったのは受付開始から2ヵ月後、今年度でいえば5月以降です。このタイミングでの追加エントリーが急減しています。

この時期は、先行している中堅・中小企業や外資系企業の面接が行われる時期でもあります。そのため、学生が忙しくなり、また大手企業に関してもまだ結果が出ていないので、「今の段階でこれ以上エントリー数を増やしても対応できない」という状況に学生が陥ってしまったようです。

こうした母集団不足の状態が夏場まで続くと、特に中堅・中小企業の場合、秋以降の「第2クール」の立ち上がりに支障をきたすことにもなりかねません。2017年卒の採用に向けても分析と対策が求められる部分だと思います。

入社意思形成にはインターンシップでの接触が効果的

――採用スケジュールが大きく変化した2016年卒ですが企業側はどう動いているのですか。

株式会社ディスコ キャリタス就活 駒形一洋編集長経団連の「指針」に従う大手企業の場合、8月の選考開始までは、会社説明会などを通じて有望な学生を引きつけ、同時にエントリーシート提出を促します。ただ、中堅・中小企業の面接と時期が重なったことから、説明会に集まる学生が思ったほど伸びていないという状況もあるようです。もともとの母集団が減っていますから、これが最終的な採用実績にどう影響したのかなど、今後十分に検証していく必要があるでしょう。

中堅・中小企業は、すでに内定を出して、学生の囲い込みをはかっていますが、内定した学生が入社に至るかどうかも大きな課題です。競合は大手企業だけではありません。同じ中堅・中小でもより魅力のある企業があれば、そちらに乗り換えるという学生が大半だからからです。

対策としては、秋以降の「第2クール」での内定者補充が考えられます。同時に2017年卒以降については、視点を少し変えて「就活開始前から自社の魅力を広報していく」といった活動がより重要になってくると思います。企業規模に関係なく、「インターンシップなどを通して企業理解が深まっていると入社につながりやすい」という傾向があるからです。

例年インターンシップのピークは夏休みですが、2016年卒の大手企業の採用活動は、8月が繁忙期になります。そのため、インターンシップの実施時期を夏から、秋や冬に移すケースが少なくありません。これは2017年卒採用を計画している中堅・中小企業にとってはチャンスといえます。早い時期のインターンシップで学生と接触することで、大手とは違う自社の魅力をダイレクトにアピールできるからです。さらに、中・長期インターンシップや1年生・2年生も対象にしたインターンシップなど、大手とは異なる工夫をこらした取り組みを行う企業も増えていくと思います。

――一方の学生サイドにはどのような傾向が見られるのでしょうか。

こちらもインターンシップに対する注目度は着実に高くなっています。弊社の調査でも、入社する企業を決めた学生に「その会社を知ったきっかけ」を聞いたところ、インターンシップと回答した割合が、2015年卒の3.8%から2016年卒の12%へと急上昇しています。

この背景には、インターンシップに関心を持つ学生のすそ野の広がりがあります。弊社は全国の就職準備を進める学生を対象に「インターンシップ向け合同説明会」を6月から2月まで定期的に開催していますが、昨年度は累計約2万人もの学生が集まりました。かつてインターンシップというと、一部の意識の高い学生が参加するものというイメージがありましたが、今では就活準備を早めに進めたいと考える普通の学生にとっても身近なものになりつつあります。

とはいっても、大半の学生が3月のエントリー受付開始までは特に準備もせず、ぶっつけ本番で就活に突入している現実もあります。こういった学生は、例年5月の大型連休明けに大手企業から中堅・中小・ベンチャー企業へと視野を広げていくわけですが、今年はそれが8月以降となり、大手の可能性が断たれた時点で、「もう秋も間近だ」という焦りを覚えてしまう可能性があります。弊社としては、この時期はまだ中堅・中小企業の採用のピークであることを伝えるとともに、学生一人ひとりと面談しながらサポートしていく「新卒紹介」のサービスにも力を入れていきたいと考えています。

「プレ就活期」の重要性に着目。「キャリタス就活2017」

――新サービス「キャリタス就活2017」についてお教えください。

株式会社ディスコ キャリタス就活 駒形一洋編集長「キャリタス就活2017」は、2017年卒の新卒採用を支援するサイトとして2015年6月にプレオープンした新サービスです。

「キャリタス就活」の最大のコンセプトは、3年生の2月までのいわゆる「プレ就活期」の情報提供に重点を置くことです。2016年卒採用の傾向を見ても、インターンシップなどプレ就活期を有効に活用した企業・学生は、それぞれ満足できる結果を得ています。告知開始から選考までのスケジュールが短期化した現在、就活が始まってから考え始めるのではもう遅いといえます。3月のエントリー受付開始までにどんな準備ができていたかが、就職活動の成否を決するといっても過言ではありません。

そこで「キャリタス就活」では、インターンシップを支援したり、「インターシップは行わないがプレ就活期から企業理解を深める情報提供を行いたい」という企業に対して、学生との接点を提供したりしていきます。全国の大学を訪問して、「キャリタス就活でできる就活準備」としてキャリアに対しての啓蒙活動とプロモーションを行っています。2017年卒予定となる現在の3年生は、就活期間が短期化したことへの危機感も持っており、プレ就活期を重視すべきという弊社のメッセージに対しても大きな手応えを得ています。

「キャリタス就活」の編集方針は、学生目線で情報を提供することです。アンケートで「知りたい」という要望の多かった項目にスポットライトを当て、わかりやすくビジュアル化された画面構成を予定しています。

――3月の「採用広報解禁」以降はどのようなサービスを提供されるのでしょうか。

採用広報解禁以降は、通常の就職サイトとして、「プレ就活期」に引き続き、学生へのシームレスな情報提供に利用できます。各種告知からエントリー管理、学生とのコミュニケーション、内定後フォローなどの基本機能の提供はもちろん、日経就職ナビでも好評だった大学への求人票配信サービス「UniCareer(ユニキャリア)」との連携、「日経のニュース」や企業調査を中心とした読み物の提供なども、内容をいっそうブラッシュアップしながら継続していきます。

また、弊社が全国で開催している合同説明会「キャリタス就活フォーラム」との連動にもご注目いただきたいところです。同フォーラムは毎年全国50都市で20万人以上を動員しており、直接学生と出会える場としてすでに実績のあるイベントです。説明会や面談会に加え、立食パーティー形式で多くの企業と学生が触れ合える「ソーシャルパーティー」も各会場で開催しており、こちらも非常に好評です。企業側からは「学生の素顔が見える」、学生側からも「採用担当者とざっくばらんに話ができる」ということで、大きい会場だと1日で3000人以上が参加することもあります。

2017年卒に関しても感度の高い学生はすでに始動しています。「キャリタス就活2017」を利用することによって、企業の皆さまがプレ就活期を実り多いものにされることを期待しています。

株式会社ディスコ キャリタス就活 駒形一洋編集長

企業データ

社名 株式会社ディスコ
本社所在地 〒112-8515
東京都文京区後楽2-15-1
事業内容
  • 企業の人財採用に関するコンサルティング、採用広報活動の企画提案
  • 高等教育機関の学生募集に関するコンサルティング
  • 人財紹介・派遣事業
設立 1973年10月1日
代表者名 代表取締役社長 夏井 丈俊

会社情報

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