66万人の学生、7800社以上の企業が利用する「マイナビ」
情報の「質」と「量」で新卒採用の課題を解決
「厳選採用」が定着した感がある新卒採用。一部の優秀な学生に内定が集中した結果、人気や知名度の高い企業以外では内定辞退が増加しているという。それでは、企業が本当に求めている学生を採用するためには、何が必要なのか。そこに焦点を絞り、さまざまな機能やサービスを提供している就職サイトが「マイナビ」だ。求める人材像の明確化、学生に確実に届くメッセージ、マッチングの機会を増やすためのシステム…。数ある就職サイトの中でも、トップクラスの利用率を誇る同サイトの強みについてうかがった。 (取材日/2010年9月30日)
徹底した取材記事とターゲット毎に出し分けできる「企業マイページ」
----学生の志望意欲や企業理解度を高める「マイナビ」独自の企画とは、どのようなものですか。
まず、大事にしているのが「マイナビ」に御参画いただいている各企業の企業情報ページです。この情報ページはいわば採用サイトにおける各企業の顔のようなものですから、なるべく取材を実施させて戴き、その取材を通じて、各企業の魅力やポイントが学生に一目で伝わるよう心掛けています。
しかし、もっと深く知りたいと思った学生には、さらに突っ込んだ情報提供が必要。それも画一的な内容ではなく、一人ひとりの専攻や志望、適性、進捗状況に応じて、提供する情報を変えていく方が効果的です。そこで2009年卒から用意しているのが、学生との「One-to-One」のコミュニケーションを実現するツール「企業マイページ」です。
そこで、「企業マイページ」では一社に対して200画面を用意し、企業が設定した条件ごとに、それぞれ独自の画面を表示することを可能にしました。たとえば、進捗段階別の設定例なら、「ブックマークのみ」「エントリー中」「説明会を予約」「説明会に参加」「面接で合格」「内定」など、細かくフェーズを分けて、最適の画面を見せることができます。説明会前に「これだけは理解した上で来てほしい」という情報を提供しておけば、企業も学生もお互いに有意義な説明会にすることができます。
画面は、随時更新することが可能。「1対1」ともいえるきめ細かな対応をしていくことで、学生の企業理解は深まり、志望意欲も高まります。
豊富な活用事例をご提供しているほか、当社の専門制作スタッフが画面作成をお引き受けすることも可能です。これらのサービスは、オプションとして、または基本企画の最上位版「プレミアプラス」のセット機能としてご利用いただけます。
---「ハイブリッドDM」も利用企業からの評価がとても高いサービスとお聞きしました。
「ハイブリッドDM」は、送信対象をさまざまな条件でグルーピングし、「マイナビ」内のWEBメールに配信が可能なシステムです。地域や大学、志望、資格などに加えて、「マイナビ」登録時に受けた適職診断「MATCH(マッチ)」の結果でターゲットを絞り込むこともできます。「MATCH」は、客観的にどんな仕事に向いているのかが分かる「パーソナリティ診断」と、学生自身が仕事に何を求めているかが分かる「バリュー診断」から構成され、延べ100万人以上の受検実績があります。企業が「欲しい人材」を明確化しておけば、パーソナリティをも条件としたアプローチが可能なサービスです。
エントリー傾向を分析し、情報提供画面にフィードバック
---的確な情報提供を行うためのサポートやツール提供にも、力を入れていらっしゃいます。
「マイナビ」では、情報の「質」「量」にこだわったサービスをご提供していますが、「誰に向けて発信するのか」が正しく設定されていないと、せっかくの情報も生きてきません。
そこで、「マイナビ」に参画されている企業には、無料で利用可能なツールとして、「マイナビ採用基準重要度レポート」をご用意しています。各企業がどんな人材を必要としているのか、どんな基準で採用すればいいのかなどが客観的に分かるツールで、結果の見方や活用方法に関するセミナーも開催しています。
また、「マイナビ」にエントリーしてきた学生を分析する、「エントリーデータ分析」も効果的です。エントリーしてきた学生の志望業種や志望職種、希望勤務地などの志向情報や、適性診断(MATCH)の傾向などを分析するサービスで、求めている層の学生が少なかった場合には、分析結果を参考に企業マイページやハイブリッドDMのメッセージなどを変更することができます。こちらも「マイナビ」に参画されると、無料でご利用になれます。
近年の新卒採用は長期化してきていますので、途中で戦略や戦術を見直すことはとても重要だと考えています。
企業と人材の出会いを増やす&採用定型業務を減らす
---この他に、「マイナビ」の強みといえるサービスにはどのようなものがありますか。
近年は、学生の大手・安定志向が強まっていることもあり、有名企業へエントリーが集中しやすい環境です。しかし、その一方で、隠れた優良企業との出会いを求める学生も確実に増えています。
「マイナビ」では、そういった企業と学生とが出会う機会を作り出す工夫を随所で行い、出来るだけ多くの企業発見につなげることを意図しています。その一つが「リコメンド機能」。企業情報ページやエントリー後の画面などに同様の志望を持つ学生が他に志望している企業を紹介したり、適職診断「MATCH」で適性合致度が高い仕事を募集している企業の一覧を表示して、企業情報ページへの導線を用意しています。
また、就職活動中の学生からよく訊ねられる質問をまとめ、参画企業の担当者が答える「公開回答機能」も設置。担当者の回答次第で採用に熱心な企業として学生からの注目を集められるような仕組みも用意しています。
定型業務削減という面では、大量のエントリーへ効率的に対処するための管理ツール「ACCESS ON LINE」や、WEB上で受けてもらった適性テストの結果をそのまま管理ツールに取り込める「Web-IMAGES」などもあり、最新版ではさらにその機能を強化しています。
---ありがとうございました。「企業と求める人材との出会い」という基本に忠実に、きめ細かい配慮や工夫を重ねたサイト運営をされていることがよく理解できました。
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企業データ
社名 | 株式会社マイナビ |
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本社所在地 | 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 |
事業内容 |
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設立 | 1973年8月15日 |
代表者名 | 代表取締役社長 中川 信行 |