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インタビュー
株式会社マイナビ 就職情報事業本部 事業推進部 粟井俊介部長に聞く

基本機能が大幅にパワーアップした「マイナビ」は
「採用競争力向上」を重視
伝える・集める・見極める……すべてのプロセスをサポート

2014年度の新卒採用は、前年に引き続き主要就職サイトのオープンが12月からになった。広報期間が短くなったことで学生の行動量が限定される状況は、今年も大きく変わらないと言われている。そのため、「欲しい人材となかなか出会えない」という悩みを抱える中堅・中小企業には、できるだけ質の高い母集団を形成し、その中から自社にあう人材を確実に選び抜く、精度の高い採用活動が求められる。広報から選考、内定後フォローまでのあらゆる段階で、各社の「採用競争力の強化」をテーマにサービスを提供する総合就職サイト「マイナビ」の最新ポイントについて聞いた。 (取材日/2012年11月20日)

中堅・中小企業同士の採用競争がますます激しくなっている

----昨年、主要就職サイトのオープンが12月になったことで、どんな変化があったのでしょうか。

株式会社マイナビ 就職情報事業本部 事業推進部 粟井俊介部長数字ではっきりと表れたのはエントリー数の減少でしょう。平均で約15~20%少なくなったというデータがあります。これは企業にとっての広報期間、学生にとっては企業研究の時間が短くなったためで、当初からある程度予想されていたことですが、まさにそれが現実のものとなったのです。

この傾向は2014年度採用でも続くと見ています。11月までの学生の状況をリサーチしても、就職活動への準備を 前倒しで始める動きはあまり見られません。また、マイナビ2014は6月からプレオープンし、夏から秋にかけて実施されるインターンシップ情報を提供していますが、利用する学生数は一定であり、大きくは増えていません。新スケジュールになって2年目ということもあり、学生の危機意識は初年度より確実に薄れています。12月の就職サイトオープンとともに企業研究を始める学生が大多数という状況は変わらないでしょう。

これを受けて、エントリー数の確保、すなわち量的側面での課題だけでなく「学生の自社に対する理解をいかに深めていくか?」という質的側面に課題意識を持つ企業も非常に増えています。厳選採用の傾向が定着している中で、一定の量を確保しながらも自社を十分理解したうえで応募してくれる学生がどれだけいるかという「質重視」の考え方にシフトしてきています。これを短期化した広報期間の中で行うことが求められているわけですから、告知段階での情報提供の手段や内容がさらに重要になってきます。

一方、採用人数をある程度確保したい企業にとって、母集団の数が伸びないのは、やはり痛手でしょう。この場合には、より多くの学生に伝わる企業メッセージを打ち出す工夫が必要です。

----そうした状況下、特に中堅・中小企業の採用戦略には何が重要ですか。

近年、新卒採用に取り組む企業が年々増加しており、中堅・中小企業同士の採用競争が非常に激しくなっています。一方でマスメディアなどでは、依然として「学生の大手志向」が報道されていますが、直近の情勢などを見た学生の多くは、中堅・中小企業にも視野を広げ、より現実的な選択軸による活動に切り替えてきています。2013年卒の「マイナビ大学生就職意識調査」では、大手志向の学生は36%にとどまりました。これは調査を始めてからもっとも低い数字です。

■企業志向:「あなたは「大手企業志向」ですか、それとも「中堅・中小企業志向」ですか」
あなたは「大手企業志向」ですか、それとも「中堅・中小企業志向」ですか

出所:2013年卒マイナビ大学生就職意識調査

つまり、中堅・中小企業は「大手企業と比べ知名度が低いから競争に勝てない」と悲観的になる必要はまったくないということです。「他企業と自社はどう違うのか」という点を明確にし、それを魅力としてしっかり打ち出していけば、欲しい人材を採用できる可能性は高まると言えるでしょう。

技術力、商品開発力、待遇や環境、社風、人材育成力、企業理念、ビジョン、採用にかける熱意など、学生にアピールできる強み・魅力は中堅・中小企業にも必ずあります。それを効果的に伝えることで、十分な採用競争力を発揮することができるのではないでしょうか。そこでマイナビ2014では、強化ポイントを 「企業の採用競争力アップ」として、さまざまなサービスや機能をグレードアップしています。

「企業マイページ」を標準セット、参画料金はよりリーズナブルに

---どのように情報提供を行っていくと効果的なのでしょうか。

株式会社マイナビ 就職情報事業本部 事業推進部 粟井俊介部長企業には、それぞれ事業内容や仕事内容などにおいて特徴があるはずです。マイナビ2014では、企業が自社の特徴をアピールできるように、企業の特色・制度や採用方法、会ってみたい学生のタイプなど、多彩な検索キー項目を設定できるようにしました。これらは、学生からの企業検索にも連動しており、学生とのマッチングをより一層図れるようになりました。

また、「何を伝えるか」と同時に重要なのが、「どう伝えるか」です。以前はあらゆる情報をすべて出して、それを学生に読み取ってもらうというやり方が普通でしたが、今ではよりきめ細かく、出す情報やタイミングをコントロールしていくことが大切だと考えています。学生は一人ひとり個性があり、必要としている情報も違うからです。

具体的に言うと、文系と理系の学生では求めている情報の中身や伝え方が異なります。また、エントリー段階の学生にとって最も関心が高いのは事業内容や採用活動の流れですが、選考が進むにつれて先輩の話などを通じて語られる仕事内容が重要な関心事になり、内定段階では福利厚生や教育制度を含めた「働きごこち」などの情報を求めるようになります。つまり、学生の属性や進捗状況にあわせて、一人ひとりが最も求めている情報を丁寧に伝えていかなければ、採用競争力強化にはつながらないということです。

マイナビ2014の持つ特徴的な機能として、これまでも多くの企業に活用いただいている「企業マイページ」というサービスがあります。企業マイページは、自社がどんな企業なのかを総合的に伝える企業情報ページとは異なり、採用フローの中で学生との「1対1」のコミュニケーションを目指すサービスです。1社あたり最大200画面を作ることができ、それぞれの画面を各社が設定した条件で、対象とする学生だけに見せ分けることができます。文系・理系の違い、進捗状況や職種による違いなどを考慮して、最適の情報を細やかに提供していくことができるわけです。実際に、この企業マイページをフル活用された企業からは、「応募者を上手く動機付けられたことで採用活動を優位に進められた」と高い評価をいただきました。

---「企業マイページ」は、多くの企業に使っていただきたいサービスですね。

実は、マイナビ2014ではこの「企業マイページ」を基本パッケージに組み込み、標準セットとしました。これまではオプションでのご提供でしたが、シーズンを通した運用において各企業の工夫や情報発信が生きることで、採用競争力の強化に非常に効果的だとわかりました。そこで、参画されているすべての企業にご利用いただきたいと考えたのです。企業マイページ以外にも、就職活動に関する学生のギモンに回答することで各社の個性を打ち出せる「公開回答機能」を標準セットとし、基本パッケージの機能は大幅にアップしています。

同時に、料金設定も見直しました。マイナビ2013では、基本パッケージにオプションの企業マイページと公開回答機能をつけた場合の参画費用は235万円でしたが、マイナビ2014からは同じ内容を150万円で利用することができます。

また、中堅・中小企業の場合、採用担当のマンパワーが十分でないケースもあるかと思います。そこで、企業マイページでは、ユーザーフレンドリーな操作性を徹底しました。簡単にいえば、ブログに投稿する感覚で高機能の画面を簡単に作ることができます。どんなタイミングでどんな情報提供を行うのが効果的なのかといった活用ノウハウも、担当営業が適切にアドバイスいたします。

柔軟に組み合わせて使えるオプションもさらに高機能に

---この他、「採用競争力」を高めるマイナビのオプションについて教えてください。

まずは「ハイブリッドDM」の検索機能がバージョンアップしました。グローバル採用にも対応できるよう「語学力」での検索が可能になったほか、「こういう会社で働いてみたい」という学生の志向条件での抽出もできるようになりました。

新サービスとしては「検索連動型広告」、つまり「マイナビ」内で学生が企業を検索した時に上位表示されるオプションもスタートさせました。このサービスは一週間単位で設定できますので、自社の会社説明会が迫ってきた時や追加募集が決まった時など、学生への露出度を集中的に上げたいタイミングでご利用になれます。

また、すでに高い評価をいただいている「先輩発見機能」や「マイナビTV」も引き続きご提供しています。

先輩発見機能は、1社当たり最大600名のOB・OGを登録できるサービスです。多くの先輩社員を登録するほど、画面へのアクセス数が増え注目度が上がります。また、特定の大学の学生からの注目度を上げたい場合にも有効なツールです。掲載した先輩社員と同じ学校・学部に在籍する学生からアクセスされると、優先的に表示されたり、同じ学校出身の先輩が在籍していることが分かるアイコンがつきます。これまでターゲット学生に対するアプローチはダイレクトメールに代表されるようなプッシュ型が多かったですが、先輩発見機能はプル型でのアプローチによる効果が期待できます。

マイナビTVは、学生参加型に編成された番組の中で自社をアピールできる新しいスタイルの企画です。WEB上での配信により、頻繁には接触できない遠隔の学生への訴求が可能となります。また、番組は夕方から夜にかけて放送されますので、就職活動の合間を縫った時間に学生に接触することが可能になります。
こうしたマイナビ2014の機能を効果的に組み合わせ、ぜひ各社の採用競争力アップに役立てて いただきたいと考えています。

---「マイナビ」の機能アップについて、よく理解することができました。本日は、ありがとうございました。

株式会社マイナビ 就職情報事業本部 事業推進部 粟井俊介部長

企業データ

社名 株式会社マイナビ
本社所在地 〒100-0003 
東京都千代田区一ツ橋1-1-1
事業内容
  1. 新聞の発行及び出版事業
  2. 就職情報誌の提供、求人・採用活動に関するコンサルティング
  3. 進学情報の提供
  4. 不動産賃貸情報の提供
  5. ブライダル情報の提供
  6. 広告業
  7. インターネット等を利用した情報処理・情報提供サービス
  8. 有料職業紹介事業
  9. 労働者派遣事業
  10. 検定試験の運営
  11. ゲームソフトウエアの企画・開発・制作および販売
  12. 上記に付帯するその他の事業
設立 1973年8月15日
代表者名 代表取締役社長 中川 信行

会社情報

企画・編集:『日本の人事部』編集部

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